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2011.10.02 Sunday

秋だ!祭りだ!獅子舞だ!

先日、高松市勅使町の獅子舞のお稽古を見学に行って参りました。


秋のこの時期、生まれも育ちも香川の私には
小さい時からキンモクセイの香りとともに
太鼓の音、獅子舞に心躍らす季節です!


地元以外のお稽古を見させて頂くのは初めてで
とても新鮮かつ興奮いたしました!!

到着した時には、
子供達による、「猩猩の舞い」(しょうじょうのまい)のお稽古の
真っ最中!

正方の枠を基準に二人がくるくると回りながら
躍ります。





・この日は今年初めて面をつけてのお稽古とのこと。・



踊りのなかにひとつの物語(流れがあり)、
最後には周りの人を巻き込んで踊りだすとても
ユーモアに満ちた可愛らしい踊りです。

そして、こちらは獅子舞が二通り。
頭と胴にそれぞれひとりずつの二人獅子と
一人で頭を扱う一人獅子。




今回私は一人獅子を初めて見たのですが、大感動!!




木製の重い頭をダイナミックに操りながら、
入る人それぞれの個性も一曲の中に詰まっていて
とても見ていて面白いし、かっこいい〜と声をもらしてしまう程
迫力があって雄大で神秘的です。



本番の舞いは見る機会があったとしても
このお稽古の風景はなかなか見れる機会はありません。
そんな中、貴重な機会を頂いて、
特に感じたのが、神様への奉納や祈願ももちろんですが、
この期間、毎日同じ時間に、近所の人たちと顔を合わせてお稽古をすること。
世代や家庭の枠をこえて1つの事に取り組む
風景も祭りをする大切な理由な気がしました。

厳しくも温かい声の掛け合いややりとり。

とても懐かしく感じました。





JUGEMテーマ:芸能


2011.06.28 Tuesday

いざ、人形浄瑠璃 香翠座さんへ!


さてさて、香川遺産メンバーは先日のこんぴら歌舞伎に引続き、今度は高松市の円座で活動をされている人形浄瑠璃の香翠座(こうすいざ)さんの稽古を訪ねました!
2週間に1度、公演前は毎週というペースで稽古を続けていらっしゃいます。

メンバーの中には人形浄瑠璃になじみのある人もほとんど馴染みのない人もいましたが、本物の人形が並ぶ稽古場に一様に興味津々!







歴史は古く、天保4年(1833年)に人形芝居一座として発足。
人形は頭(かしら)、胴、足から成りますが、香翠座さんの頭はすごい!
初代天狗久(てんぐひさ)作、1962年には香川県有形民俗文化財に指定された、由緒正しいお人形です。





この日は若い(中学生と高校生の兄妹)メンバーがお稽古にきていました。
この道何十年というベテランのメンバーの方に習う表情は真剣そのもの。





台詞まわしの義太夫さんと囃しの三味線の方々もテープに合わせて稽古。
実はずーっと一人ずつしかいなかった太夫、鳴り物も最近一人ずつ増えて体制強化!
この日はいらっしゃいませんでしたが、太夫の小沢さんという方の語りは本当にすばらしい(DVDでみました)。
メンバーの方が「全国でも有数」と太鼓判を押すのも納得です。

香川県に3つしかない人形浄瑠璃の団体ですが、地道に活動を続け、若い世代の参加もある様子。是非公演もみてみたい!

私たちに見せるのに工夫してくださったのか、いつもそうしていらっしゃるのか、最初に演目の過去の公演DVDをみて、それと同じものを実際にやってみる、そして最後に国立文楽劇場の同演目のDVDを見ました。
そうすると、実際の練習のときに何をやっているのかわかりやすかったし、同じ演目でも国立の文楽劇場の人形遣い、義太夫さんの演じ方は全く別物で本当に面白い。
それは上手い下手というより、庶民が演じる素朴な味わい、それが高度に洗練された形、という対比となって現れるから、の面白さです。
だって、もともとは広く庶民に楽しまれていた人形芝居。どちらが良いか決めることはできなくて、どちらもそれぞれ在ってほしい、と思うのです。

ちなみに香翠座さんから、東谷の農村歌舞伎「祇園座」もご紹介いただき、次はそちらに取材に行く予定。
今から楽しみです!
2011.06.12 Sunday

新規メンバー加え、こんぴら歌舞伎「金丸座」に行ってきました!

本日6月12日、香川遺産新メンバーを加え、琴平町の旧金毘羅大芝居「金丸座」を訪ねてきました!

金丸座は国指定重要文化財。
1835年(天保6年)に建てられた、現存する日本最古の芝居小屋です。

香川の方でなくても「こんぴらさん」という名前はどこかで聴いたことがあるのではないでしょうか。
こんぴらさんは高松の西、琴平という町にあります。

金毘羅は海の守り神。かつては海鮮問屋が主なスポンサーであったと言います。

多くの巡礼者たちが金毘羅宮参りに訪れたさいに何か愉しみを、という声が高まり、おりしも町民が力を持ち始めた時代、町の有力者たちの力により、金毘羅大芝居という常設芝居小屋が建てられました。
「金丸座」という名前に定着したのは明治33年のこと。

隆盛を極め、名優たちが次々に出演した黄金時代が過ぎ、他の芸能と同様に一時は芝居小屋としての機能を棄て、映画館になり、さらに荒廃するに任せた時代がやってきました。
そのことに心を痛めた町のひとたちが、小屋の復興に取り掛かり始めます。

そして1970年(昭和45年)に国の重要文化財に指定され、現在の場所に移築されました。(もとの場所は琴平町立歴史民族資料館が現在たっているところです)

大きな転換点は85年にやってきました。
テレビ局の取材でこの地を訪れた中村吉右衛門、澤村藤十郎、中村勘九郎が、昔の趣を残す金丸座で演じたいという思いを口にします。

翌年、85年から「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が催されるようになり、以来、定員約700人の1日2回公演が約20日間、満員御礼を続けるという、地方公演ではありえないような快挙を続けています。

一度訪れてみたらその理由はわかるはず。

銀座の(もと)歌舞伎座をよく訪れる方などには、その違いをとくに感じてほしい。歌舞伎座は歌舞伎座で、「よっ!〜屋!」みたいなおなじみの掛け声にも心躍る、独特の雰囲気に酔えるけれど、こんぴら歌舞伎の魅力はなんといってもあの木造建築に、ぎゅうぎゅうと密度の高い小さめの空間。

私は今春の公演を訪れ、花道のすぐ上に2階席に陣取りましたが、なにしろ役者が近い!ほんとうに、役者の歩く、肩のほんのわずかな揺すり方まで見て取れる、表情だって細部まで、触れられそうな近さなのだから。

金丸座は2003年の「平成の大修理」を経て、さらに見事な復活をとげる。補強のために入れられていた客席内の4本の太い柱を撤去、そして大胆な演出を可能にする「かけすじ」も復活!なんと宙吊りになって天井から滑車でさァ〜ッ!!!と(がらがらがら、かもしれない)役者が中を飛ぶのだ。

今春の演目「鯉つかみ」は、かけすじやすっぽんなど、舞台の仕掛け総動員のアクロバティックな舞台だったという。

施設を改めてみたあと公演のことを聞くと、ますます観たくなるではないですか!

文化庁の保護下に入った金丸座は、経済的に保証を得たいっぽう、(公演実施など)利用のハードルは高くなっただろう。
あの小屋で、旅芸人たちが演じたり、すぐれた地元芸能を観ることができたら…それこそ一年一度ではなく、年間を通じて何かが行われていたら、ほんとうに「生きた伝統芝居小屋」として、世界中からそれを楽しみに訪れる人が増えてくるだろう…。

そんなことをつぶやきながらメンバーは、日曜日の賑やかな参道でこんぴら名物「灸まん」をぱくつきながら、帰路についたのでありました。
(文責 サーカス堂ふなんびゅる 田中未知子)

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